名大生の稀覯本日記

月に30~70冊ほど本を読むド暇名大生による、気まぐれな書評ブログです。

「意識高い系とかサムいわ(笑)」 ~就活時に読んでよかった本 Part1 ~

 

こんにちは。てながあしながです。

 

7月に入り、企業の採用活動も落ち着いてきた今日この頃。

本日は、1個上の先輩が就活が終わり、「次は俺の番か…」と戦々恐々としている、大学3年生、もしくはそれ以下の方々に向けた記事を書こうと思います。

 

題して、「就活時に読んでよかった本」‼

ヒネリがなさ過ぎて自分の安直さにがっかりします。

 

 

 

1.はじめに ~自分の状況~

 

まずは自分の立ち位置をはっきりとさせておきます。

私は、つい最近就活が終わりました。逆に言えば、ついこの間まで就活をしていたわけです。

 

2カ月前の今日なんて「うへぇ…内定無いよう…社会に出れるのかなぁ…」なんて言ってた、ただの凡人です。

そんな凡人ならではの、就活での所感、そしてその際に出会ってよかったと思える本をこのシリーズで後輩たちに勧めていきたいと思います。

 

 

 

2.「インターン?意識高くね?(笑)」

 

では、僕はちょうど去年は何をしていたのでしょうか?

 

 

結論から言いましょう。意識がクソ低い、人事だったら最も採りたくないようなクソ学生でした。

 

 

まあ、昨夏は留学に行っていたというのもあるのですが、結論から言ってインターンシップには一切行きませんでした。

 

こう書くとなんかしょうがない気もしますが、私は知っています。昨年「インターン?留学とかぶって行けねー…」とほざいてるガリガリメガネは、日程的にインターンには余裕で行けました。

ただ、「行きたくない」というと、まるでカスのように見えるので、「留学があるから渋々あきらめた」感を出して、自己保身をしていただけです。

 

しかし、そうすると、インターンに行こうとしている同級生に後れを取る気がしました。そこで、編み出したのが表題のこのメンタリティ。

 

 

 

「えっ!?インターンって、意識高くない?(笑)」

 

 

 

こうすることで、何も考えず何も行動しない自分が、まるで優れているかのような雰囲気を出すことが出来ます。

ニーチェが聞いたらブチ切れそうな発想です。

 

 

かくして、私の夏休みは、就活のことは一切考えず、ロンドンに行ってビールを飲み過ぎ、外国人を前にして「I'm sorry‼」と叫びながら踊り狂い、「Mr. Sorry」と陰で呼ばれる、という大失態を晒して終わったのでした。

 

 

 

 

 

3.「何者」でマウントポジションを取られた

 

 

 

そんなこんなで帰国した私。大学に久々に行くと、研究室の友達がこんな話をしています。

 

 

「『何者』読んだけどヤバかったー」

「俺も!就活の時は読んじゃいかんな」

 

 

 

『何者』という本自体は知っていました。しかし、それは就活についての本だとは知らなかった。

友達たちの話を聞く感じでも、どうやら就活時に読むとキツくなるそう。

 

 

というわけで、怖いもの見たさで、『何者』、読んでみました。

 

 

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結論から言って、ボコボコにされました。完全にマウントポジションを取られ、逃げることもできない状態でぶん殴られたような感触でした。

 

 

 

 

 

4.『何者』を読んで思ったこと

 

 

『何者』の設定を紹介します。

 

5人の大学生が物語の中心です。主人公は、就活をちょっとクールに見ている主人公。そして、しっかりと意識高い感じの女の子もいます。

 

この設定がうまい。就活生ならば、「あるある~」と思うこと請け合いでしょう。「こういうやつ、いるわ~」と感じさせる、妙なリアリティがあります。

 

おまけに、主人公は、ちょうどこの本を手に取りそうな人、って感じがする。かくいう自分もそうで、「就活とかだりぃな~」なんて思っている暇人ですから、就活関連の本ということで手に取ってみたわけです。

 

 

詳しいことを言うとネタバレになってしまいますが、ネタバレ抜きでは記事を書けないので少しします。許してください。

読みたくない人は、(ここからどうぞ!)と書いてある部分までスクロールしてください。

 

 

それでは↓感想です。

 

 

主人公は就活に対して僕のような態度をとっていますし、作中でも意識高い系の人をあまり好意的に書いていないので、「意識高い系をこの調子でイジっていく感じの作品かな?」と思ったのですが、結論から言ってそうではない。

主人公は、タコスコな目に遭います。それがどういう形なのかは、本を読んでもらうことにして。

 

 

自分は、そのシーンが他人事には思えませんでした。主人公に投げつけられたセリフは、まるで自分に向かって言われているように感じました。

 

 

 

 

(ここからどうぞ!)

 

 

 

頑張っている人に「なんだよ、頑張っちゃって」と思ってバカにする、ということを自分は日常的にやってしまっていました。それは、保身でした。自分は何もしていないくせに、それを美点と勘違いして、他人の足を引っ張る。批判根性だけ立派な暇人でした。

自分のプライドを守っていても、事態は好転しません。むしろ何もしない分だけ悪化します。

 

 

タイトルにあるように、「意識高い系とかサムいわ(笑)」なんて言ってる自分がサムいな、と目が覚めました。ただ、行動力のない自分。ありがちなサクセスストーリーにあるように、そこから劇的に変わっていくわけではないのがいかにも凡人という感じですが、とりあえず就活に対して大事なメンタリティーを獲得することが出来たのでした。

 

 

『何者』は、フィクションを通じて、そんなことを僕に考えさせてくれました。

 

 

 

 

5.まとめ

 

『何者』は、この記事のタイトルを見て「わかる~」と思ってこの記事を読んでくださった方にこそ読んでいただきたい一冊です。

 

 

どうか、一人でも多くの後輩が、この本を読んで目覚めますように。

 

 

 

 

 

何者

何者

 

 

 

 

 

追伸:第二弾です。

bookpotato.hatenablog.com