名大生の稀覯本日記

月に30~70冊ほど本を読むド暇名大生による、気まぐれな書評ブログです。

5分でわかる今回の衆院選 ~後編 衆院解散と、今回の選挙の見どころ~

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ここで、今回の選挙の見どころをおさらいしましょう。

 

 

こんにちは。

 

前回の記事では、衆院解散までざっくりおさらいしましたね。

 

bookpotato.hatenablog.com

↑まだこの記事をお読みでない方は、是非先に読まれることをおススメします。

 

 

今回は、衆院解散と、今回の選挙の見どころを超初歩から解説します!

 

 

 追記:今回の衆院選の結果についての記事も書きました!

この記事が分かりやすいと思ってくださったら、読んでいただけると幸いです。

bookpotato.hatenablog.com

 

 

1.衆議院解散、なぜ?

 

9月28日、衆議院が解散されました。

これにより、衆議院選挙を行うことになりました。日にちは10月22日。来週の日曜日です。

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それにしても、「なんでこのタイミング?」と思った方が多かったのではないでしょうか。

 

一応安倍首相は、理由として

「①北朝鮮情勢 ②税金の使途変更」を挙げています。

ただこれはまあ、タテマエにすぎません。

 

このブログでは、理由を1つに絞り、説明していきたいと思います。

 

 

2.ライバルが少ないからだ!

 

一番大きい理由は、ライバルの態勢が整っていないこと。これでしょう。

 

それでは、そのライバルとは誰でしょうか。それは2人います。

 

1つは民進

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もう1つ、というか1人は小池百合子さんです。

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そこで、ちょっと立ち止まって、この二者の情勢をおさらいしましょう。

 

 

3.民進党の現状

 

民進党?あれ、なんだっけ?と思う方もいると思うので、ちょっと確認しましょう。

 

民進党は、元々民主党でした民主党といえば、ちょうど震災の時くらいに政権を握っていた党です。

しかし、震災の対応の不手際や、外交の失策などで野党になりました。

 

その野党時代に、民主党が維新の党と合流してできたのが民進党です。

 

さて、民進党の近況はどうなのでしょうか。

 

 

結論から言って、最悪です。相当苦しい。

 

どう苦しいかというと、主力メンバーがいなくなっていき、その流れで離党が相次ぐという状況なのです。

 

まず、幹事長であり、元総理であった野田佳彦さんが辞任。

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そして、その流れで、党の代表であり、事業仕分けの時の「二位じゃダメなんですか」で有名な蓮舫さんが辞任。

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この結果、民進党議員は離党が相次ぎます。

 

この状況は、よく「泥船」に例えられます。

つまり、民進党という船は沈みかかっている。(=選挙で勝てない)そこで、早く脱出しよう。民進党の議員は、そう考えたわけです。

 

 

4.小池百合子さんの現状

 

一言で言えば、ノリノリでしょうか。

 

小池さんは、東京都知事です。

この前の東京都知議選では、劣勢と言われていたのに、まさかの大勝。

 

その後、小池さんが国政進出する形でできた希望の党という党ができました。

 

「まあまあ、最近ノってるけど、国政に出てくるにはまだまだ準備不足だろう」

衆院解散を決めたタイミングでは、自民党の人はこう思っていたはずです。

 

 

しかしです。ここでどえらいことが起きました。

何が起こったかというと、民進党が希望の党に合流することを表明したのです。

これは自民党にとっても誤算だったかもしれません。

 

これって結構なことですよ。

めっちゃ大げさに例えると、AKB48が、ちょっと最近キてるアイドルグループに、「一緒にライブやろうぜ」って言ったようなもんです。

 

元々民進党は、ずっと野党の中では一番でした。なのに、ちょっと最近ノってる党と、選挙のために協力すると言ったんです。

それほど、民進党は弱ってたということでしょう。

 

 

 

補足. 合流した民進党はどうなったのか

 

合流した民進党の中には、

「俺は、希望の党と考えてることは違うよ!

だから、選挙のために合流するなんて勘弁してくれ!」

 

と思っている人もいました。

 

小池さんも、

「(そういった人は)排除します」とはっきり宣言しました。

 

そこでできたのが、立憲民主党です。

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代表は、枝野幸男さん

震災の時、作業着で記者会見を受けていて、ネット上では「枝野寝ろ」とよく言われていましたね。

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5.現状まとめ

 

話がごちゃごちゃしてきたので一旦まとめます。

 

つまり

 

民進党内部バラバラ

希望の党に合流

希望に合わない民進議員が「立憲民主党」を立ち上げる

 

というわけです。

 

 

よって、勢力図としては、

 

自民(現政権) vs 希望+民進 vs 立憲民主党 vs その他

 

となっています。

 

 

 

6.この選挙でどこを見るべきか

 

選択肢がただでさえ多いのに、政策は似たり寄ったりだったり…

 

政治のことがあんまりわからないと、正直選びかねますよね。

そこで、ここで判断基準を2つほど示そうと思います。

 

しかし、覚えておいてほしいのは、最後には自分で考えてもらう、ということ。

 

このブログで、「この党が一番いいよ!」などと述べるのは、前編でも述べた通り本意ではありません。

判断材料はお伝えします。後は自分で考えてほしい。それが私からの願いです。

 

 

まず、大枠として「安倍政権を支持するのかどうか」。この基準で考えてみましょう。

では、どう判断するのか、見ていきましょう。

 

 

7.判断基準① 改憲についてどう思うか

 

安倍首相の最終的な野望は、やっぱり改憲です。平和憲法に、自衛隊の存在を明記したい。

 

しかし、野党の反発もあり、結局手を付けるタイミングを失っていました。

 

今回の選挙で勝てば、より政権が続くこともあり、今度こそ腰を据えて改憲ができます。

会見などではあまり言及しておらず、経済政策などを強調していますが、憲法改正を目指すのは間違いないはずです。

 

constitution.jimin.jp

自民党改正案のリンクです。

 

 

実際、日に日に北朝鮮情勢は悪化しています。それに対して、どう取り組むべきだと思いますか。

対話路線を続けていくか。それとも、圧力をかけていくか。

 

難しい問題ではありますが、考えてみてください。

 

 

 

8.判断基準② 経済政策についてどう思うか

 

アベノミクスの効果は賛否が分かれています。

GDPは上がったとのデータが出ています。しかし、それは名目値にすぎない(つまり実質変わってない)という指摘もあります。

 

これについて、実感はどうでしょうか。昔より良くなったと思うか。それともそんなことはないか。

 

また、現政権は近い将来増税をし、消費税を10%に上げたいと表明しています。これはどうでしょうか。

増税はやむなしと考えるか。それとも、増税はしてほしくないと思うか。

 

 

9.終わりに

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

 

少し前編でも述べましたが、自分はもともと政治に興味はなく、一年前なんて全然詳しくありませんでした。

民主党がなくなったことも知らなかったし、安倍首相が改憲したいってのも知って超ビックリしました(笑))

 

 

しかし、投票に行こうと思ったきっかけはこの本でした。

 

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『残念な政治家を選ばない技術』松田馨著 光文社新書 

 

 

この本は、泡沫候補(ほぼ確実に落ちる候補)でもいいし、何なら白票でもいいから、投票に行きなさい、と言います。

 

なぜ泡沫候補でも投票すべきなのか。

受からなかった候補は、落ちた際に何票もらったかというのを、とても大事にするそうです。

僕らが入れた一票があるからこそ、「次こそは頑張ろう」と思えるのだそうです。

 

 

そして、白票でもいいっていうのは何でなのでしょうか。

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そのカギは、投票率にあります。

 

僕たち若い世代は、投票率が少ないと言われています。

そうするとどうなるかというと、政治家たちもこちらに目を向けないのです。

というのも、若者に支持される政策を打ち出しても、結局若者は見てない。そして票につながらない。

だったら、高齢者に対する政策を打ち出した方がよっぽどましです。高齢者は投票率もいいし、そして自分も近いうちにその層になるからです。

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こうして、関心を持たない若者と、高齢者ばかり見つめる政治家のギャップは広がっていきます。

 

じゃあどうすればいいかというと、そこで白票なのです。

さっきの話の問題は、若者の投票率が低いこと。無投票は投票率にカウントされません。でも、白票はカウントされます。

 

信任したい党がいない、という意思表示の若年層が多くいたらどうなるか。さすがに政治家も、見てみぬふりできなくなるのではないでしょうか。

 

自分も、若者の一人として、政治家にあまり重視されないという現状は悔しいです。

だからこそ、絶対に選挙には行ってやろうと思っております。

 

皆さんも、これを読んでも決められなければ、とりあえず白票でいいんです。

また次回の時には新しい考えが出来ているかもしれない。その時には、自信をもって投票してください。

そのためには、大繩の中で、リズムよく飛び続けましょう。

 

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気付かれましたか。ここまで読んでくださったあなたは、もう大繩の中に入っているのです。

あとはこれから、ニュースを見るなり新聞を読むなりして、飛び続けてください。

 

 

 ↓番外編、結果についての記事です。

bookpotato.hatenablog.com

 

残念な政治家を選ばない技術 「選挙リテラシー」入門 (光文社新書)

残念な政治家を選ばない技術 「選挙リテラシー」入門 (光文社新書)