名大生の稀覯本日記

月に30~70冊ほど本を読むド暇名大生による、気まぐれな書評ブログです。

古本市、行って参りました。

f:id:bookpotato:20171016234201j:plain

予想通り、最高でした。

 

 

 

10月14日、名古屋の円頓寺商店街で行われた、ブックマークナゴヤ主催の古本市に行ってきました。

 

1.どんな感じ?

 

円頓寺商店街は、名古屋駅から徒歩10分くらいのところにある、古き良き商店街。

なお、「えんどうじ」と読みます。「えんとんじ」ではないです。

f:id:bookpotato:20171016234700j:plain

これが平時の円頓寺商店街ですね。

 

 

ここに、ブックマークナゴヤ(後述)というイベントの一貫で、古本市を開くというわけです。

この東西に伸びるアーケードに、60以上の個人やお店が、各々本を持ち寄って売る、というイベントです。壮観です。

 

↓去年の古本市で出会った本についての記事です。

bookpotato.hatenablog.com

f:id:bookpotato:20171016234916j:plain

これがその様子です。このアーケードに、ずらりと本が並んでいます。

 

f:id:bookpotato:20171016235133j:plain

食い入るように皆さん物色しています。

 

f:id:bookpotato:20171016235202j:plain

大賑わいで、最後まで人が絶えない一日でした。

 

商店街にもシャンソンやジャズがかかり、平和なひと時が流れておりました。

 

 

2.ブックマークナゴヤとは何か

 

ここで、宣伝のためにもブックマークナゴヤという団体はなんなのか、説明しておきたいと思います。

 

f:id:bookpotato:20171016234201j:plain

 

ホームページには、こうあります。

『本』をキーワードに、街とあなたをつなぐイベント「ブックマークナゴヤ」。

 

bookmark-ngy.com

 

なるほど。本と街に関わるイベントを打っているわけです。

では、例えばどんなイベントをやっているのでしょうか?

 

 

例えばこれ。

f:id:bookpotato:20171017001814j:plain

どうやら、読書に最適な音楽を聴きながら、本が読めちゃうみたいです。なんて気の効くイベントなんでしょうか。

(なお、もう定員に達しちゃったみたいです)

 

 

f:id:bookpotato:20171017002048j:plain

 

こんなのも。本好きの僕にとってはたまらないイベントです。

 

この辺にしておきますが、まあとにかく本好きにとっては目が離せないイベントを打っているわけです。

 

 

3.戦利品

 

さて、戦利品を紹介しましょう。

買った本は以下の通り。

 

【フィクション】

  • 「有名すぎる文学作品をだいたい10ページくらいの漫画で読む。」ドリヤス工房著 リイド社

【ノンフィクション】

 

【雑誌】

  • BRUTUS 2012/3/1号」マガジンハウス

 

【分類不能】

  • 「何者からかの手紙」(ロボットからの手紙)
  • 「闇鍋文庫」(謎のミステリー)

 

いかに自分がノンフィクションに偏っているのか、改めて自覚しました。おかげで、知り合いと一緒に行っても、全然手に取る本がかぶらないというメリットもあるのですが。

 

さて、その中でもお気に入りの本を紹介いたします。

 

 

4.「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」

掘り出し物第一位は、やっぱりこいつでしょう。

この本の著者は川上和人氏。最近こんな本を出していました。

f:id:bookpotato:20171017010223j:plain

この本は、昨年売れた「東京藝大」に次ぐ、奇人紹介本第二弾。

f:id:bookpotato:20171017010336j:plain

もちろん、藝大もたいがいでしたけどね。でも、この鳥類学者の本は、ホントに笑えました。

 

というのもですね、学者って、基本的につまらない文しか書けないと思ってたんですよ、僕。

 

f:id:bookpotato:20171017010448j:plain

そしたら、書き出しからこれ。

いきなりむちゃくちゃ(笑)何の話をしてるんだよ、と突っ込みたくなります。

 

本編こんな調子だから、面白くないわけない。頭のいい人が本気を出すと、めっちゃ面白い文も書けるんですね。いつもは抑えているだけなんですね。勝手に文がつまらないなんて言ってしまって、失礼しました。

 

そんな川上氏が、「鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。」より前に書いていた本がこれです。そりゃあやっぱり面白くないわけないはずです。楽しみです。

 

 

 

5.「BRUTUS 2012/3/1号」

f:id:bookpotato:20171017011245j:plain

 

お次はBRUTUSのバックナンバー。マンガ特集の号みたいですね。

 

BRUTUSという雑誌を読んだのは最近のことでした。

f:id:bookpotato:20171017011424j:plain

この表紙に惹かれて読んでみたところ、どストライクな雰囲気でした。

(なお、この本に影響されて、高田馬場の「とんかつひなた」と、神楽坂の「あげづき」は行ってみました。)

毎号、独特な着眼点で特集が組まれていて、面白い雑誌です。

 

 

これを買ったのは、BRUTUSのバックナンバーをたくさん取り扱っているお店だったのですが、すごくセンスが良かったです。

なんて話を店主さんとしていたら、だいぶまけてくれました。こんなことが出来るのも、古本市ならではのことですよね。

 

また、普通に過ごしてたら、ゼッタイこのバックナンバーとは出会わなかったはずです。

ブログの名前にも入れましたが、そんな稀覯本(めずらしい本)と出会えるのも古本市の良さですね。

 

 

6.謎本×2

古本市を闊歩していたところ、こんなものを見つけまして、

f:id:bookpotato:20171017012219j:plain

 

たまらず買ってしまいました。

f:id:bookpotato:20171017012144j:plain

店主曰く、社会派ミステリらしいです。読むときまでは開けません。

f:id:bookpotato:20171017012347j:plain

それから、こんな本も見つけました。手紙の形式になった小説らしいです。

他にも「透明人間からの手紙」や「果たし状」などの封筒が、店頭を賑わせていました。

(僕の知り合いは「果たし状」を買っていました。)

 

 

他にも、こういった、中身を隠して売る書店さんがたくさんいたのが、今年の特徴でしょうか。

 

これは、言わずと知れた、さわや書店の「文庫X」に端を発しています。

f:id:bookpotato:20171017012740j:plain

直筆の文字をびっしり書き、書名をあえて明記しないことで、大ブレークしました。

 

それ以降、こういった売り方は今年特に流行りました。

これを日経新聞なんかは、「未知マーケティング」なんて名付けて紹介していました。

www.nikkei.com

 

 

個人的には、こういう本の売り方は、本自体+本についてのストーリーが付加価値としてつくので、大歓迎です。

 

 

7.まとめ

 

ということで、昨年に引き続き、今年も稀覯本に巡り合えたブックマークナゴヤ古本市。最高でした。

 

惜しむらくは、今年が最後だということ。一ファンとして、是非とも来年もやってほしいのですが…