名大生の稀覯本日記

月に30~70冊ほど本を読むド暇名大生による、気まぐれな書評ブログです。

5分でわかる今回の衆院選 番外編 ~結果と、今後について~

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衆院選が終わりましたね。結果はどうなったでしょうか。

 

 

 

こんにちは。

衆院選が昨日終わりましたね。

 

以前、衆院選前に、「政治なんて全然わからない…」という人向けに、こんな記事を日本書きました。

 

 

bookpotato.hatenablog.com

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この記事が、思いのほか好評で、いろいろな人に拡散してもらえました。ありがとうございました。

中には、「選挙に行こうと思う!」と連絡してくださった方も何人かいて、素直にうれしかったです。

大雨の中投票に行かれた方、お疲れ様でした。

 

 

 

前回、大繩のたとえを使いましたね。政治は大繩と一緒で、中に入ろうとするのがすごく大変。でも、中に入ってしまえばあとはリズムよく飛び続けるだけだと。

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そこで、今回は、こんなことを提案するために記事を書きました。

 

政治、本格的に追っていきませんか?

せっかく入った大繩、このまま飛び続けていきませんか?

 

 

(なお、本記事で用いるデータに関しては、執筆現在(10月22日23時30分)のものを参照しています。まだ開票データが出そろっていなく、開票途中のデータであることにご注意ください。

 

 

 

1.今回の選挙結果のポイントは3つ

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今回の選挙の結果を大きくまとめると、3点に集約されます。

 

自民党、圧勝

希望の党、伸び悩む

立憲民主党、躍進

 

 

では、一個ずつ見ていきましょう。

 

 

 

2.①自民党、圧勝

 

まだ完全に開票されていない段階で断定するのもやや気が引けますが、この感じだと、自民党の圧勝でしょう。ここは、安倍首相のいる党ですよね。

ということはつまり、安倍首相が続投するということでもあります。

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今回は、投票日に台風が直撃したこともあり、投票率は平均より低くなったと思われます。

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そうすると、もともと「ここに入れよう!」と思っている人は選挙に行きますが、選挙に行くのを迷っている人や、どこに入れるか決めていない人の足は投票会場から遠ざかります。

読者さんのなかにも、投票に行こうと思ったけど結局やめた、という方もいるのではないでしょうか。

 

そうすると、余計に自民党的には有利になるわけです。

 

 

そういった天候などの要素もあって、自民党は、単独で過半数を超える議席を獲得すると思われます。

これ、今回の選挙における大事なポイントなので、ちょっと覚えておいてください。後でつながりますので。

 

 

3.②希望の党、伸び悩む

 

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みんなから当初期待されていた希望の党ですが、案外伸び悩んだな、というのが僕の感想です。

 

希望の党について、いちおうおさらいしておきましょうか。

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党首は、東京都知事小池百合子さんでしたよね。

そして、選挙前に、民進党という、一番大きい野党が、「合流します!」と表明したことで、話題になったというところまで覚えていればカンペキです。

 

さてさて、そんな希望の党ですが、思っていたより議席が少ないな、というのが正直な感想。

というのも、民進党と合流したときから、こーんなことを言われていました。

 

 

 

 

野合(やごう)

 

 

 

 

皆さんは、この言葉をご存知ですか?

なんだかカンタンな漢字が二個並んでいますが、日常的には使わない言葉ですよね。

 

 

デジタル大辞泉には、こうあります。

 

や‐ごう〔‐ガフ〕【野合】

 共通するものもないばらばらの集団が、まとまりなく集まること。「選挙のための野合と批判される」

 

 

まさしくこの言葉が、ズバッと当てはまったのです。

 

というのも、メインメンバーが脱退して、勢いが弱っていた民進党としては話題性を求めていたし、希望の党希望の党で、党を作って間もないので選挙のためのお金が全然足りなかったという現状があったのです。

 

 

 

ちょっと脱線しますが、実は選挙って、すっごくお金がかかるんです。

それも、後編で紹介した「残念な政治家を選ばない技術」に詳しく書いてあるのですが、立候補するにも何百万もかかるし、それ以外にも選挙のためには実は何かとお金がかかるんですね。

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希望の党は、たくさん候補者を出したいのですが、そんなお金はなかった。そこで、昔からずっとある民進党と合流するのは、なかなかいい手だったのではないかと。

 

 

というわけで、民進党と希望の党は、利害が一致していたのです。

そう、政策面以外では。

 

 

例えばですが、実は小池百合子さんって、もともと自民党出身なんです。

あれっ?って思われた方は鋭い。だって、自民党って、民進党と真逆の政党です。だから今でも与党と野党でバチバチやってるわけですから。

 

 

もちろん、人は時間が経てば、考えも変わります。それは当たり前のことです。

でも、はた目から見て、民進党と希望の党が目指す政策は、お世辞にも近いとは言えなかったのです。

 

 

ちょっと複雑になったかもしれないので、まとめますと、

 

 

希望の党民進党は利害が一致してた

希望の党民進党と合流表明

あれっ?全然政策似てなくない?

 

 

となったんですね。

そこで、希望の党民進党が「野合」だと批判された、ということです。

 

だから、民進と希望が合流すると表明した翌週の週刊誌とかは、希望、民進を批判的に見る記事が多く出ていました

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週刊新潮週刊文春の当時の中づり広告ですね。一番右の特集を見ると、よくわかるのではないでしょうか。

 

 

 

ということで、直前期の失速が影響して、あまり議席を増やせなかったのではないでしょうか。

 

 

4.③立憲民主党の躍進

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最後は立憲民主党希望の党と合流できなかった元民進党議員の一部が作った政党でしたよね。

 

ここ、今回大分議席を伸ばしています

 

正直、下馬評では、希望+民進連合には大きくひけを取るんじゃないかって思われていたと思います。

だって、あっちに比べて圧倒的に数も少ないし、話題性も民進合流に比べればそこまでだったような気がします。

 

でも、結果的には、希望と変わらないか、それ以上の議席を獲得しています。(この辺は朝改めて確認します。)

 

 

 

躍進の理由としては、受け皿でしょうか。

 

つまり、先ほど②で触れた民進、希望の野合にウンザリした人がいたとします。でも、自民党には投票したくない。

そういう人にとっては、立憲民主党はピッタリだったのでしょう。

 

 

だって、この党の出自は、「政策が合わない党には行かない」という、信念がある人たちの集まりなわけですから。

(もちろん、そんなこと言ってないのに、小池さんから「排除します」って言われた、というケースもあると思いますが)

 

そういった部分が今回うまく刺さったのではないか、と僕は分析しています。

 

 

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↑ちなみに、立憲民主党Twitterのアカウントを作った際、メチャメチャフォロワーが増えて話題になりました。

もしかすると、Twitterをやるような若年層が立憲民主党に投票したのかも。

 

 

 

 

 

5.今後注目すべきこと

この結果を受けて、今後注目すべきことを一点だけお伝えします。

 

それは、自民党がだいぶ有利な状況になっている、ということです。

さっき①で、あとからつながる、と書いたところですね。

 

どういうことか。

まず、①で、自民党過半数を取りそうだ、という話をしました。

そして②で、希望+民進があんまり議席が取れず、③で立憲民主党が躍進した、と述べました。

 

 

そうすると、何が起こるかというと、衆議院では自民党が提出した法案がメチャメチャ通りやすいんですね。

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過半数を超えているっていうことに加えて、注目すべきは野党の情勢

 

 

立憲民主党と希望+民進の相性って、どうだと思いますか。

あなたが立憲民主党の議員だとしたら、希望+民進をどう思うか、考えてみてください。

 

 

流れをもう一度おさらいしますが

 

民進、希望に合流表明

民進の中で、「俺は野合やだ!」って人が出る

希望からも、拒否られる

じゃあ、俺らで党作ろうぜ!

立憲民主党、誕生

 

 

でした。

 

 

では、先の質問の答えですが、まず、希望とは政策が合わない。だから別れたんですもんね。

じゃあ民進は?というと、民進って、立憲民主党から見ると、選挙のために希望にくっついた、ってイメージがあるはずです。

 

 

ってことはです。与党vs野党で見たとき、つまり

 

自民vsそれ以外 

 

で見たとき、「それ以外」ってあんまり仲良くないんですよね。

 

 

 

そうすると、どうなるか。

 

例えば自民党がヤバい法案を出してきたとします。

 

 

そういう時、ぼくらの政治のシステムである民主主義ってのは、野党がなんとかしてそれを止めることに大きな期待をしているわけです。

でも、その野党の足並みがそろってなかったら、それが、通っちゃう可能性もあるんです。

 

 

 

ここも長くなってしまいましたね。すみません。要するに、

今の状況は、与党にだいぶ有利な状況だ、そして、止めようと思ってもうまく止めれない可能性がある、ってことが言いたかったんです。

 

 

 

それを防ぐためにはどうすべきか。

もちろん、自民党がそんな法案を提出しなければ、つまりカンペキに政治をしてくれれば、文句はありません。

でも、現実的に、どんな政党でも、どんな人でも、ミスはあります。

それを止めてあげれるのは、いつだって他の人です。

 

そのためにはやっぱり、我々が引き続き、政治を見守り続けるしかない、ってことですね。

明日からも、大繩を飛び続けるしかない、ということです。

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6.まとめ

 

すみません、結局すごく長くなってしまいました。

前編、後編に合わせて、「5分でわかる」とか銘打ったのに、全然5分で読めないですね。本当にごめんなさい。

 

今回の記事をまとめます。

 

 

今回の選挙の結果は、

 

自民党圧勝

希望の党、伸び悩む

立憲民主党、躍進

 

でした。

 

でも、この状況だと、自民がミスをした時に、カバーしにくい状況だ。

それをカバーするには、これからも僕らがちゃーんと政治に関心を持ち続けなきゃいけないですね。

 

 

ということでした。

 

 

長々と失礼しました!ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

 

 

 

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*1:

もし事実誤認や、「こうした方がいいよ!」というご意見があれば、是非教えてください!素直にうれしいです!