前編の続きです。
こんにちは。
三番勝負の、その三の後編です。
前編をお読みではない方は、まずはこちらをどうぞ!
→
三番勝負って何?という方は、こちらをどうぞ。
また、その一、その二については、同様に最後にリンクを貼っておきます。
では、本編です!
1.受験関係
ここでは、4冊の本を紹介します。
暗算テクを紹介した本。このオビの計算も、ホントに三秒もあれば解けるようになります。
数学の試験(特にセンター)では、いつも時間に追われていた自分にとっては、喉から手が出るほど欲しかった本だと思います。
もし高校生の時に読んでいたら?
→計算がもっと早くなっていたと思う。
そして、何よりめんどくさい印象がある計算を、パズル感覚で楽しめるようになっていたはず。
勉強法にやたら凝ってた自分。勉強法関連の本もいくつか読みました。でもこの本にはたどり着きませんでした。だって受験本コーナーにないし。
大体この手の本ってのは、「俺はこうやって成功したぜ、どうだ?」ってのばかりなんですよね。読んでて面白いけど、説得力があるわけではないのがネック。
そんな時期に、この本を読んでいたら、きっと染まっていたことでしょう。当時の僕は、こういう科学的なエビデンスを示しながら説明してくれる本にはめっぽう弱かったはずですし、なによりこの本も面白いし。
(ちなみに、さっきの『単純な脳、複雑な「私」』の著者さんです)
高校生の時に読んでたら?
→勉強法を模索する日々に終止符を打っていたと思う。
実は、同著の『数学は暗記だ!』は、受験期に立ち読みして、衝撃を受けた覚えがあります。自分もマネして数学の勉強をした覚えがあります。
そんな和田秀樹氏の傑作といえるのがこれでした。数学に限らず、全科目の勉強のやり方から、受検の心構えまでぜーんぶ網羅してあります。
英語や社会などで、マネしたい勉強法がたくさん…
もし高校生の時に読んでいたら?
→もっと勉強ができるようになってた、かも…?
⑫「実は知らない英文法の真相75」佐藤ヒロシ プレイス
これも、ある意味高校生の自分に勧めるのはアブナイ気もします。面白すぎるので。
学校で習う英文法というのは、「なんでそうなるの?」という問いには答えてくれません。
それを見事に補ってくれるのがこちらの本。ほんとに、絶妙に行き届いていてほれぼれします。大学生になってから読んで、激震が走りました。
ただ、受験勉強のためにこの本を読むのは明らかにオーバーワーク。でも、面白すぎて止まらなくなる。そして、絶対に類書も読みたくなる。いわば、中毒性のある劇薬です。
渡すとしたら、高1か高2の時でしょう。でも、その時に渡していたら、本の内容理解できたかなぁ…
もし高校生の時に読んでいたら?
→英文法オタクになっていた。絶対。
また、英語学を専攻していたかも。
2.自己啓発
このカテゴリは、3冊の本を紹介します。
⑬『Men'sファッションバイヤーが教える 「おしゃれの法則」』MB 宝島社
大学生になったときの自分といえば、それはそれはダサい大学生でした。
言い訳すると、高校生の時なんて、私服を着る機会なんてなかったのです。
だから、大学生になったときには、何を着ればいいのかなんてわかるはずもありませんでした。というか、「オシャレしなきゃ!」なんて意識さえありません。
しかし、その意識が芽生えようにも、どうすればいいのかわかりません。そんなときに、「この本があれば…」といつも思います。
著者は、もとバイヤーのMBさん。もともとファッション理論を説明するメルマガをやっていて、それがバカ売れして今ブレイクしています。
彼が言うには、ファッションは「カジュアルとドレスのバランスをとる」。これだけ。
早く知りたかったよ…
もし高校生の時に読んでいたら?
→大学生活、もう少しマシなスタートを切れたと思います。
また、ファッション迷走期もなかったかなぁ…
もともとひきこもりだったのに、今や社長になり、クラウドファンディングサービスCAMPFIREやネットサービスBASEを創業したり、東京都知事選に出馬したりと八面六臂の活躍をしている家入一真氏。
SNSを使って政策の募集をしたことで話題になったことを覚えている方もいると思います。
そんな家入氏による、起業に関する本。いじめを受け、ひきこもりとなった家入氏が社長になるまでには、どんな経緯があったのか。そして、どうやったら会社を興すことができるのか。これを丁寧に説明してくれます。
また、本の中で、家入氏と面識のある、若き実業家たちが登場し、インタビューを受けています。彼らの話を聞く限りでは、そんなに特別な人には思えない。フツーの青年ばかりが出てきます。それを読めば、「社長になる」というのが今ではそこまで難しい選択肢ではない、ということがよくわかると思います。
もし高校生の時に読んでいたら?
→起業をしていた、とまでは言わないが、もっと頭は柔らかくなっていたと思う。
大学を出て、企業に入社することだけがすべてではない、と実感できたはず。
また、自分と年の変わらない子たちが会社を興しているのを見て、勇気づけられたり、触発されていたと思う。
⑮「本音で生きる」堀江貴文 SB新書
本の紹介については、こちらの記事をどうぞ。
もし高校生の時に読んでいたら?
→大学生1,2年のころは自分はほとんど何も新しいチャレンジをせず、代り映えのない生活をしていたが、絶対その2年間も動き回っていたと思う。
3.まとめ
というわけで、後編では7冊の本を紹介しました!
⑨『計算力を強くする』
⑩『受験脳の作り方』
⑪『受験は要領』
⑫『実は知らない英文法の真相75』
⑬『Men'sファッションバイヤーが教える 「おしゃれの法則」』
⑭『15歳から、社長になれる。』
⑮『本音で生きる』
対戦相手、樂君の記事はこちら 。
また、三番勝負のバックナンバーはこちらです。
三番勝負 その一
広辞苑との遊び方を知っていますか。 ~三番勝負 その一 無人島に持っていきたい一冊~ - 名大生の稀覯本日記
三番勝負 その二
ためになるジョーク本 ~三番勝負 その二 トイレ本~ - 名大生の稀覯本日記
おまけ①
この三番記事では、このお題に便乗してくださる方を募集しています!
もし「吾こそは!」とお思いの方がいらっしゃいましたら、ここから記事を書いていただけると嬉しいです!
おまけ②
今回の記事のように、だれしもが、昔の自分に対する後悔や要望があると思います。
「大学生の時に、この本を読んでおけば…」
「若いうちにこそ、この本の面白さがわかるよなぁ…」
「社会人の若いうちに、これを読んだ方が良かっただろうなぁ…」
こんな気持ちをお持ちの方、私がその気持ち、回収いたします。
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