名大生の稀覯本日記

月に30~70冊ほど本を読むド暇名大生による、気まぐれな書評ブログです。

高校のうちに読んでいれば人生変わってたかもしれない本15選 前編 ~三番勝負 その三 高校生の自分に読ませたい本~

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あのころ、読んでおけば…

 

お題「高校生の自分に読ませたい本」

 

こんにちは。

 

今回は raku booksくんとの最終対決。三番勝負その三です。

 

三番勝負って何?という方は、こちらをどうぞ。

新企画 三番勝負 - 名大生の稀覯本日記

また、その一、その二については、最後にリンクを貼っておきます。

 

 

お題は、「高校生の自分に読ませたい本」

高校時代はろくに本を読まなかった私。タイムマシンがあったら、当時の自分をひっぱたいてでも読ませたい本がたくさんあります。

 

三番勝負のラストということもあり、気合いが入ります。気合いが入りすぎて、前編と後編に及んでしまいました。

 

 

 

 

1.はじめに

 

というわけで、気合いを入れすぎて、これから15冊も本を紹介します。すみません。

前編では、8冊紹介いたします。

 

 

大量の本を選びましたが、選んだ観点はすべて一緒。

 

読んでいれば、いまがもっと良くなっていただろうな…

 

そう思える本ばかりです。

 

 

 

ジャンルは、大きく分けて4つ。

①ノンフィクション

②小説

自己啓発

④受験関連

の4つです。

 

なお、本の量も多いので、いつもほど本の内容には踏み込みません。

読んだら、こうなってたかも。ここに絞って書いていきます。

 

 

 

 

2.ノンフィクション(学術書)

 

全部で7冊です。

 

①『ふしぎなキリスト教橋爪大三郎大澤真幸 講談社現代新書

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二人の社会学者の対談本。多分人生初の対談本。対談になると難しい話もわかりやすくなるっていうことも、ここではじめて知ったと思います。

 

「宗教」。詳しくなりたいけど、いい本を知らなくて。きっかけがなくて。

レポートを書くためにこの本を読んだのですが、衝撃はどえらかったですね。こんなわかりやすくなるのか、と。それから、宗教って、こんな面白かったのか、と。

 

高校生の自分が果たしてこの本をすらすら読めたかどうかというと、ちょっと自信はないです。それでも格闘しながら読み切ってほしいなぁと思う本。その価値はあるはず。

 

 

もし高校生の時に読んでいたら?

→対談本にハマってたかも。また、世界史を選択してたと思う。

 そして、社会学や宗教学を専攻したいと思っていたかもしれない。

 

 

②『12歳からの現代思想』岡本裕一朗 ちくま新書

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各章ごとに、今問題になっていることを導入として、哲学者の思想をちょっと知ろう、というナイスな試みがなされた本です。例えば、監視カメラがある社会ってどうなの?というテーマから、フーコーの思想が紹介される、ってな具合で。

 

この本が優秀なのは、難易度設定が絶妙なところ。程よいレベルに抑えられており、高校生の自分でもこれなら理解できるはずです。そして、「もっと知りたい!」となっていたと思います。

ただ、タイトルに謳ってる、12歳ってのは言い過ぎかも。中学生の頃のハナ垂らした僕がこれを読んでもさすがに理解できないと思います。というわけで、高校生の自分にはピッタリなのです。

 

もし高校生の時に読んでいたら?

→ちょっと背伸びした読書の快感を知ったと思う。

 また、哲学により興味を持つようになったはず。

 

 

③『単純な脳、複雑な「私」』池谷裕二 朝日出版社

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ある意味、勧めない方がいいかもしれないな、と思った本。というのも、過去の僕が理転したいと言いかねないからです。

 

この本は、脳科学者が母校でした講義が元になってできています。つまり、実際に高校生が理解した内容が本になっているわけです。(ただ、この本に出てくる高校生はめちゃくちゃ頭がいいんですが)

 

脳について今どこまでわかってるのかなんて知らない。多くの人はそういう認識でしょう。

でも、脳科学は、実は脳に関するとんでもないヒミツをずいぶん明らかにしています。そしてこの本を読めば、いやでも気付きます。脳を勉強するってことは、世界について知るってことと同じだということに。

 

繰り返しますが、この本を高校生の自分に勧めるのは怖いです。とんでもなく面白いからです。それでも勧めてみたい。たとえ、いまの自分とは全然違う未来に進んでしまうとしても。

 

 

もし高校生の時に読んでいたら?

→理系に行くか、心理学研究室などに進んでいたかもしれない。

 そして、この本のような刺激的な読書体験を求めて、なかなか見つからないもどかしさに悶々とするだろう。

 

 

④『文学の読み方』さやわか 星海社新書

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内容については、下記の記事をどうぞ。

bookpotato.hatenablog.com

 

もし高校生の時に読んでいたら?

→もう少し現代文の授業をまじめに受けていたかも。

 もしくは、授業を聞かずに教科書や電子辞書の文学作品を読み漁っていたと思う。

 

 

⑤『14歳の君へ』池田晶子 毎日新聞社

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哲学者の池田晶子による、エッセイみたいな本。「宗教」「正義」「歴史」などのテーマを語りかけるように説きます。

大学生になってから読んだのですが、「読むべきタイミングを逃した…」という気持ちがすごく大きかったのが印象的。

 

もし高校生の時に読んでいたら?

→もっと日ごろから物事を考える癖がついていたと思う。

 

 

⑥『15歳からの経済入門』泉美智子、川原和之 日経ビジネス人文庫

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先の『12歳からの現代思想』に見たように、だいたい本のタイトルの『〇〇歳のための』みたいなやつは、言葉を選ばず言えば詐欺です(笑)

「ちょっとあれ、勉強してみようかな」と思って、こういった本を買った人は、大体あとでタイトルを恨むことになります。こういう体験は、多くの人が心当たりがあるはずです。

 

しかし、この本は、珍しくほんとに15歳向けなんです。みんなタイトルでちょっと盛る中、正直なのが愛らしいですね。

 

身近な例から入って、経済の基本的な概念を確認。15歳でも分かるし、当然それ以上の人にとっても良書になります。

 

 

 もし高校生の時に読んでたら?

政経がもう少しできるようになっていただろう。

 

 

⑦『おとなの教養』池上彰 NHK出版新書

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最後は池上彰。オビにあるように、7つのテーマについて池上彰が語ります。

教養は大事。身につけるべきだ。よく言われます。

そんなこと分かってます。でも、どうすればいいのかは教えてくれませんよね。

 

僕も高校生の時、そう思っていました。今でもそう思っている方も多くいるのでは。

そういう方は、まずこの本から始めましょう。安心してください。死ぬほどわかりやすいですから。

 

もし高校生の時に読んでたら?

→幅広いことに興味を持ったかも。

 また、こんなことが語れる人になりたい、と思ったと思う。

 

 

3.小説

小説は、1冊のみのノミネートです。

 

⑧「夜は短し歩けよ乙女森見登美彦 角川文庫

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映画化もしたので、大分有名になった本書。

ヘタレな大学生と、可憐な少女の話。ほとんど話に進展のない、ドタバタな喜劇です。

 

まず特筆すべきは、この森見氏の晦渋で迂遠な文体でしょう。読んでみればわかるが、大クセです。きっと高校生の頃に読んでいたら、確実にこの文体に影響を受けていたと思われます。記述式の答案から、LINEまでかぶれた文を書きそうで恐ろしい。

 

もう一つ。この本の舞台は京都なんですが、それがまた魅力的に描かれるんです。

「こんな大学生活を送りたい!」なんてビジョンもなく受験をしたのですが、多分これを読んでたら確実に地元名古屋になんて残りたいと思わなかったはずです。

 

 もし高校生の時に読んでたら?

→独特な文体に憧れ、確実にかぶれていた。

 また、京都の大学に行こうとしただろう。

 

 

 

 

4.まとめ

 

というわけで、前編では

 

①『ふしぎなキリスト教

②『12歳からの現代思想

③『単純な脳、複雑な「私」』

④『文学の読み方』

⑤『14歳の君へ』

⑥『15歳からの経済入門』

⑦『おとなの教養』

⑧『夜は短し歩けよ乙女

 

の8冊を紹介しました!

もしよければ、後編も見ていただけると幸いです。

 

bookpotato.hatenablog.com

 

 

 

対戦相手の樂君の記事はこちら。

 

 

www.raku-book.com

また、三番勝負のバックナンバーはこちらです。

 

三番勝負 その一

広辞苑との遊び方を知っていますか。 ~三番勝負 その一 無人島に持っていきたい一冊~ - 名大生の稀覯本日記

 

三番勝負 その二

ためになるジョーク本 ~三番勝負 その二 トイレ本~ - 名大生の稀覯本日記

 

 

 

おまけ①

 この三番記事では、このお題に便乗してくださる方を募集しています!

もし「吾こそは!」とお思いの方がいらっしゃいましたら、ここから記事を書いていただけると嬉しいです!

お題「高校生の自分に読ませたい本」

 

 

おまけ②

 

今回の記事のように、だれしもが、昔の自分に対する後悔や要望があると思います。

 

「大学生の時に、この本を読んでおけば…」

「若いうちにこそ、この本の面白さがわかるよなぁ…」

「社会人の若いうちに、これを読んだ方が良かっただろうなぁ…」

 

こんな気持ちをお持ちの方、私がその気持ち、回収いたします

 

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